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  • 執筆者の写真Madoka Nakamaru

2018年を振り返って。

2018年も終わりを告げ、新しい年がやってこようとしています!みなさんにとって2018年はどんな年でしたか?ベルギー在住12年目、まるっとまどかにとっては「広がる年」でした。振り返ってみたいと思います。1月。素晴らしいプロジェクトで年を明けました。オイリュトミストのはたりえさんとのコラボレーション。東京、岐阜で公演をさせていただき、「淡墨のとき」という公演名にもかかわらずそれはそれは濃いプロジェクトとなりました。

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2月は「無伴奏ヴァイオリンソナタ」でいわきを皮切りに東京、名古屋など6か所を周り、1000人余りの方たちと音楽をシェアすることが出来ました。

また2月にはベルギーのチェンバリスト、Wouter Dekoninck,ワウター・ドゥコーニンク氏との

バッハのCDをリリース。その時の全てを音に注ぎ込みました。

5月、コンサートマスターを務める「ヒルデブラント・コンソート」との演奏会は特別なものとなりました。両親がベルギーを訪れ、リハーサル、演奏会の場に共にいてくれたことは一生心に残る出来事となりました。6月は「ヒルデブラント・コンソート」が「ゴールデンレーベル」を受賞し、グループにとって飛躍の年となりました。

Wachet auf
golden label

7月にはフランスはベテュ―ヌのコンセルヴァトワールでヴァイオリンの歴史についてのトークとマスタークラスをしました。2019年の7月には「スティルス・ファンタスティクス」のマスタークラスのためベテュ―ヌに戻ります。

masterclass

8月、10月、11月と「ヒルデブラント・コンソート」にとってはフランスへの凱旋やラジオの生放送など、チャレンジが続く月となりました。

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また、2019年2月にたかまつ古楽祭へ一緒に来日するVlad weverberghが率いるベルギーの作曲家ドゥ・クルースの録音やベルギーの若手指揮者Korneel Bernoletが率いるシャルパンティエのピグマリオンの録音の間にも室内楽のプロジェクトもあり、ワクワクの中にも緊張感が絶えない月でもありました。そのような状況の中でオルガンのレジストレーションのアシスタントは少し気持ちが変わって気分転換にもなります。

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12月には津田雄二郎先生が率いるモーツアルト合唱団と天地創造のコラボレーションをさせていただき、旧友との出会い、新しい素晴らしい音楽仲間との出会いと一瞬一瞬が心踊るときでした。ベルギーに戻った後はEnsemble Currendeとアドヴェントのコンサートで2018年の弾き修めとなりました。

Japan

もちろんこれらの出来事の他にもたくさんの事がありました。そしてこれらの「イベント」は支えてくれる方たち、喜びも悲しみも共に乗り越えられる仲間たち、距離があっても励ましあえる仲間たち、楽しみに演奏会にいらしてくださる方たち、何があっても一緒に舞台に立って音楽を奏であう仲間たち、そういった全ての方たちと一緒に作り上げたのだと思っています。その過程には一人一人の葛藤や苦しみや乗り越えなければいけないことや、色々な事がある上で、喜びを分かち合えるって、また分かち合えないときでも共にいることが出来るって、嬉しいことだなと思います。そしてこれらの「見えない部分」=「過程」こそがひとつひとつの出来事を色彩豊かに、立体的にしているのだということを忘れないでね!ということを、情報の一角だけがソーシャルメディアでさらに「広がる」今だからこそ、そのまんまの、生身のまるっとまどかでもって地道に表現していければと思います。

2019年もどうぞよろしくお願いいたします。そして、2019年という年がみなさまお一人お一人に美しい瞬間をたくさん運んできますように!

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