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MADOKA NAKAMARU
violinist
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メンデルスゾーンにダイブインする
年の瀬です。2025年もあと少しで終わりも迎えますね。激動の時代、と数年前から書いているのですが、やはり世界的に今年も激動の年であったと思います。色々と揺さぶられますが、なんとか私たちの心の中の平安は守りたいものです。 さて、ヴァイオリンという楽器にははバロックから現代までレパートリーが多く、3歳から始めてもう40年を超えてヴァイオリンを弾き続けているのに、全く飽きることがないばかりか、まだまだ毎日発見することが本当にあり、嬉しい限りです。 目下、メンデルスゾーンの世界にどっぷりつかっています。 ライプツィヒ室内管弦楽団をバックにメンデルスゾーンのコンチェルトを演奏させていただいたのがちょうど20年前。来年2月に、 日本でザロモン室内管弦楽団 のみなさんと、またこの名曲を共演させて頂くことになっています。20年前はモダンヴァイオリンとモダン弓で演奏しましたが、今回は1820年に制作されたヴァイオリンにガット弦を張り、1830年頃にパリで製作されたロマン派の弓を使って演奏します。使う道具が違うとテクニックも、求める音も変わってきますので、改めて毎日
Madoka Nakamaru
2025年12月22日読了時間: 3分


実はカルメンには〇〇がなかった?!
この3月は、ビゼーのカルメンのツアーをしていました(ベルギーのビーロックオーケストラ、ルネ・ヤコブス指揮)。このプロジェクトでは、 ビゼーが最初に構想していたバージョン の「カルメン」を世界初演しました。今日演奏されている「カルメン」とは色々異なります。今日演奏されている有名な「カルメン」は、ビゼー自身の構想と、周りとの要求とのジレンマの上で妥協して出来上がったバージョンと言っても過言ではないでしょう。 マネ「エメン・アンブルのカルメンキャラクターの肖像」 19世紀以降の作曲家や音楽家は劇場やパトロンと契約している以上、自分の純粋な芸術的アイデアをいつでも実現できたわけではなく、お客さんが望む当時の流行を提供したい劇場やパトロンの要求とのジレンマに挟まれていました。パトロンや劇場が芸術を聴衆に提供する以上は「ビジネス」となる側面があるからです。そのジレンマは現在に置いても変わることがないのが「芸術」の現実です。 さて「カルメン」に話を戻します。 ビゼーの最初の構想(1874年のバージョン)と現在演奏されているものの大きな違いは大まかに言って2つ
Madoka Nakamaru
2024年3月30日読了時間: 5分


永遠の命の喜びを表す鏡
2024年は年明けから心痛むニュースが続きました。まだまだ苦しんでいる方もたくさんいらっしゃいますし、世界で起こっている戦争や紛争もとどまることを知らないかのようです。そんな世の中で、音楽家って音を創り出すことで何ができるんだろう?とたくさんたくさん自問自答してきたのはきっ...
Madoka Nakamaru
2024年1月21日読了時間: 3分


愛とはこういったもの〜テレマンのオペラ・オルフォイス〜
今年も残すところ2ヶ月と少しになりましたね!皆様いかがお過ごしでしょうか。10月後半のプロジェクトはルネ・ヤコブス指揮によるテレマンのオペラ「Orpheus 」(オルフォイス〜オルフェオのドイツ語表記)。舞台演出、声楽、器楽が一丸となって作り上げるオペラはソロ活動とはまた違うワクワク感を与えてくれます。テレマンチャレンジで彼の世界にすっかり魅了された2021年ですが、このプロジェクトでさらにテレマンという作曲家の魅力を再確認しています。 ギリシャ神話「オルフェオとエウリディーチェ」は、そのピュアかつ劇的なあらすじで音楽家や画家のインスピレーションとなっています。ああ、愛する二人の悲劇…ともすると感傷的になりがちなこのストーリーを、テレマンはいともかんたんにコミカルな悲劇に変えてしまいます。テレマンが加えたスパイスは「オラシア」というブッ飛んだ超悪役。オルフェオに恋い焦がれるオラシアはエウリディーチェが憎くてたまりません。エウリディーチェが死んじゃったんだから、オルフェオはもう自分に振り向いてくれるだろうと再アプローチするのですが、オルフェオは「は
Madoka Nakamaru
2021年10月20日読了時間: 3分


手帳もいじけるほどの。そして欧州古楽サミット。
さーて2020年もあと1か月ほどで終了ですね!12月までの演奏会もコロナの影響ですべてキャンセル!(泣)くすん。すてきなプロジェクト盛沢山だったのにな…。なーー!手帳もいじけております。 舞台に立たない日常をのんきに楽しんでいたのもつかの間、今やのびきったうどん(注・カレー...
Madoka Nakamaru
2020年11月27日読了時間: 2分


心を引っかかれるような優しさ
大変ご無沙汰しておりました。まるっとまどかです。みなさまお元気にお過ごしでしょうか。音楽家の生活というのは表舞台の裏では意外にじみ〜に様々な「準備」や事務作業に追われているものです。今日は少し気分を変えてカフェで作業。 このストローは紙で出来ていてプラスチックよりは湿気に負けて多少へこたれますが、使うには問題ないレベル。環境問題が叫ばれている今、こういったアクションが至るところに見られます。 さて、今月はルネ・ヤコブスの指揮でシューベルトのシンフォニーを弾いています。単純なメロディの中に心を引っかかれるような優しさが見えて、またモティーフが繰り返す転調は不安に揺れては闇に転げ落ちそうになる心を表すようです、その繊細さにはドキッとさせられます。 まるっとまどかはバロック音楽しか演奏しなかった時期が割と長い間ありました。その時期の私にとってはバロック音楽の構成の美しさ、また感情をスタイルという枠の中で表現する芸術、人間の感情というよりはそれを超えたエネルギー体の動き、そういうものに夢中になり、それが自分にとって心地よかったのです。その時期は本好きの私
Madoka Nakamaru
2019年6月10日読了時間: 2分


ルールを打ち破る 本気で愛する
お久しぶりです。数日前に日本から戻ってきたやや時差ぼけ気味のまるっとまどかです。この前のブログ更新からベルギー日本間の往復を2度しました。前回はたかまつ古楽音楽祭への出演、今回はチェンバリストのワウター・ドゥコーニンク氏とのデュオ、バッハのヴァイオリンとチェンバロのためのソ...
Madoka Nakamaru
2019年3月14日読了時間: 2分


ブログ始めました。
朝目覚めたら。「?」「!」思い立ったが吉日。 フリーランス音楽家である私の日常を一コマずつですが綴っていきますね。ホームページwww.madokanakamaru.co(リニューアル中ですが) そしてFacebookでの中丸まどかもよろしくお願いいたします。...
Madoka Nakamaru
2018年10月14日読了時間: 1分
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